大島石マガジン

第95回「秋山好古と大島石」

2014/02/24

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ついに、ついに、、、、、お会いしてきました!!!

 

最後の古武士  といわれ、亡くなるのを惜しまれた漢の中の漢(おとこ)。

 

 

日清~日露戦争時に日本陸軍で活躍した 秋山好古 のお墓です。

 

 

NHKドラマ ”坂の上の雲” 原作 : 司馬遼太郎   で阿部寛さんが演じたあの方です。

 

あのドラマでは、かなりダイジェストになっておりましたので、やはり原作通りの深さとはいえないものの、好古のもつ ”兄貴” 的な魅力は皆さんお感じになられたのではないかと思います。

 

 

このお方のすごいところは本当に枚挙に暇がないのですが、

私の感性で端的に言い表しますと、

 

”この人のもとで働きたい”     と思わせる筆頭格です。

 

好古はその人生において、

自分のやりたいことを、やりたいようにやりぬいた方ではありません。

 

近代への黎明期とも言えるその時代のうねりの中で、

自分の ”役割” をストイックなまでにこなし抜いた豪傑だと思います。

 

家族を愛し、仲間を愛し、部下を愛し、国を愛し、

それでいて、自分の功績は決してはなにかけることはなく、

戦後も部下の遺族と、次世代の子供たちのために尽くしたという、

まさに私の人生の指標とも呼べる方なのです。

 

 

 

戦争の功績からいいますと、バルチック艦隊を破った作戦を立案したと言われる、

好古の実弟、 真之 のほうにスポットが当たることも多いと思います。

 

 

しかし私が興味深く思うのは、この兄弟も含め、

この時代で活躍した軍人の多くは、

”決して進んで軍人になりたかったわけではない”    ということです。

 

 

同じ日本でも戦国時代のそれは、 ”覇業” といいますか、

その戦い自体が男のロマンであったようなところがありますが、

この時代はすでにそうではありません。

 

 

金銭的、生活的な問題により、そうする以外になかったという状況の中で、

これだけの歴史的な成果と評価を得るということは、ことにおいて、

 

”仕事の能力” と ”仕事が好きか嫌いか” は別物であると思えるのです。

 

 

私たちはひとりでは生きていけません。

どんな形にせよ コミュニティ の中で関わり合って生きていかなければならないならば、

各々の”役割”というものが必ず生まれてくると思うのです。

 

そこと逃げずに向き合い、最大限の効果を発揮できるように頑張っている人が私は好きです。

 

 

 

ついつい熱くなって、小難しい話になりました(苦笑)

 

この秋山好古は愛媛県松山氏の出身で、そのお墓はわれらが大島石

できております。

 

実に好古らしいといいますか、 華美でもなく、質素な作りですが、

間違いなく大島石です。

 

初めてお会いして、いろいろなことを問いかけてみたかったのですが、

うまく言葉にならず、ひとことふたことのお礼をお伝えするだけになりました(汗)

 

 

大島石”山西”産出元 ㈲山西石材 小田和比古

oda

 

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